受験のはじめ方ガイド

日商簿記3級
取得ガイド

申込み・試験範囲・合格率・勉強法を、このページにまとめました

🧭このページで分かること

「簿記3級を受けたいけど、何から始めれば?」に答える1ページです。

①取得方法(申込・受験料・当日)② 試験範囲・出題形式 ③ 合格率・難易度 ④ ネット試験と統一試験の違い ⑤ 勉強法・学習時間 ── の順にまとめています。

📌 結論から言うと:商業簿記だけ・60分・70点で合格。受験料は3,300円。学習の目安は100〜150時間(2〜3か月)。迷ったらネット試験(随時・即日結果)が受けやすいです。

🎯① まず全体像

項目内容
試験科目商業簿記のみ(工業簿記なし)
試験時間60分
合格基準100点満点中 70点以上(絶対評価)
受験料3,300円(税込) ※ネット試験はCBT-Solutions経由だと別途事務手数料550円
受験方式ネット試験(随時)/統一試験(年3回:6月・11月・2月)
受験資格なし(誰でも受験可)

※ ネット試験・統一試験で、出題範囲・試験時間・合格基準は同じです(商工会議所 公式)。

📝② 取得方法(申込・受験料・当日)

ネット試験(CBT方式)|随時・即日結果

🖥️
①申込
CBT-Solutions のポータルでアカウント作成
📅
②会場・日時
全国140か所以上から選択(3日後以降)
💳
③支払い
クレカ/コンビニ/Pay-easy
✏️
④受験
会場PCで解答
🎉
⑤即日判定
終了と同時に合否。デジタル合格証(PDF)
🪪
当日の持ち物:本人確認書類(氏名・生年月日・顔写真すべてを証明できるもの=運転免許証・パスポート・マイナンバーカード・写真付き学生証など)と、電卓(プログラム・辞書機能なしのもの。そろばん不可)。筆記用具とメモ用紙は会場が用意します(持ち帰り不可)。
⚠️ 本人確認書類を忘れると受験できず、受験料も返金されません。アカウント登録の氏名・生年月日は書類と完全一致させること。

統一試験(ペーパー)|年3回

試験日
第170回2025年 6月 8日(日)
第171回2025年11月16日(日)
第172回2026年 2月22日(日)

申込みは受験希望地の商工会議所に直接。方法・受付期間は会議所ごとに異なり、試験日の約2〜3か月前から受付が始まります。結果発表は2〜3週間〜約1か月後で、紙の合格証書が発行されます。

🔗 申込みは公式から:商工会議所の検定試験(簿記) / ネット試験は CBT-Solutions 受験者ポータル

📐③ 試験範囲・出題形式

出題は第1問〜第3問の3題以内。配点は次のとおりです。

大問出題内容配点この教材の対応章
第1問仕訳 15題(1題3点)45点第2・3章+仕訳ドリル
第2問補助簿・勘定記入・伝票 など20点第4・6章
第3問精算表・決算整理後残高試算表・財務諸表35点第5・6章
💡 第1問+第3問で80点。仕訳と決算整理を固めれば合格点(70点)に届く配点です。

※ 各大問の配点(45/20/35)は商工会議所が公式に明記しているものではなく、各種解説で共通して案内されている目安です。

2027年度の出題範囲改定について(2026年度内の受験なら影響なし)

現行の出題区分表は2022年度版で、2026年度まで継続適用されます。2027年度に改定される予定です(ネット試験は2027年4月、統一試験は2027年6月から)。

  • 削除:手形・債権の譲渡(紙の手形廃止に対応)
  • 追加(2級から移行):売上原価対立法、固定資産の除却・廃棄、定率法 など
  • 追加(現代対応):電子記録債権・債務、キャッシュレス決済 など

2027年4月以降に受験するなら、改定対応のテキストを選びましょう。2026年度内なら現行教材でOKです。

📊④ 合格率・難易度

方式合格率の傾向
ネット試験(CBT)おおむね 37〜41% で安定(2025年度40.8%)
統一試験(ペーパー)28〜42% と回によって変動(直近10回)

合格基準は「70点以上」の絶対評価なので、合格率は回ごとの問題の難しさで上下します。平均水準は両方式とも約40%前後でほぼ同等。難易度は入門〜初級レベルで、2級(35%前後)・1級(10%前後)より取り組みやすい資格です。

⚖️⑤ ネット試験 vs 統一試験

観点ネット試験(CBT)統一試験(紙)
受験日随時(3日前まで予約)年3回(6・11・2月)
結果即時判定2〜3週間〜約1か月後
解答PC入力(科目はプルダウン)紙に筆記
電卓持参必須(そろばん不可)持参可(そろばんも可)
合格証デジタル合格証(PDF)紙の合格証書
範囲・合格基準どちらも同じ(公式明記)
🧭 選び方:日程の柔軟さ・早く結果がほしい・素早く再挑戦したい → ネット試験。締切があると頑張れる・紙で解きたい・そろばんを使う → 統一試験
※公式は「難易度・範囲・合格基準は同じ」としています。一方で予備校の解説には「ネットの方がやや易しい」という見方もあります(参考)。

📚⑥ 勉強法・学習時間

⏱️
学習時間の目安:独学なら 100〜150時間、予備校・通信なら 50〜100時間が目安。1日1〜2時間で 2〜3か月、短期集中なら1日3〜4時間で約1か月。(出典により幅があります)

進め方の3ステップ

1
インプット期
(3〜4週)
借方・貸方ルール → 勘定科目 → 仕訳の習得
2
アウトプット期
(3〜4週)
問題演習 → 間違えた所を反復
3
仕上げ期
(2週)
過去問・模試で本番形式に慣れる

論点の順序は 仕訳の基礎 → いろいろな取引 → 試算表 → 決算整理仕訳 → 精算表・財務諸表。この教材の第1章〜第6章がこの順序です。

🎯 「仕訳を制する者が3級を制する」── 配点でも学習順でも仕訳が土台。第1問(仕訳45点)と第3問(決算35点)を最優先で固めましょう。

つまずきやすい論点(過去頻出)

過去の出題でほぼ毎回出るのがこの4つ。ここは必ず得意にしておきましょう。

減価償却 貸倒引当金 経過勘定(前払・前受・未払・未収) 売上原価の算定

つまずき対策のヒント
  • 貸倒引当金:差額補充法・戻入・当期貸倒れの3パターンを分けて練習する
  • 経過勘定:期間計算のミスが多い。カレンダーで「いつからいつまで」を図にする(第5章参照)
  • 共通:仕訳を丸暗記せず「なぜそうなるか」とホームポジション(資産・費用は借方など)で理解する
  • 行動面:テキストを読むだけで演習不足/問題集1周で本番、にならないよう繰り返し解く

無料・低コストで使える道具

※特定の商品・講座を推奨するものではありません。学習リソースの「種類」の紹介です。

🧰 この教材とあわせて、トップの Anki暗記カード仕訳クエスト勘定科目 書きとり道場 を使うと反復が進みます。

🔗出典(公式)

調査日:2026-06-19。試験制度は変更されることがあります。受験前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。